2023.01.08 Sunday
2023.01.08 Sunday
【古銭(丁銀)買取りました/福岡・骨董品】
先日は骨董品買取で福岡県北九州市へお伺いいたしました。とても古いお宅で昔は酒屋をいとなんでおられたお宅で
掛軸や仏像も贈答などの骨董やアンティーク時計、着物や掛軸など大量に買取ることができました。
今回は丁銀といわれる古銭が数枚あり天保丁銀を高価買取させて頂きました。
天保丁銀(てんぽうちょうぎん)とは、天保8年11月7日(1837年12月4日)から鋳造が始まり、同12月18日(1838年1月13日)より通用開始された丁銀の一種で秤量貨幣です。保字丁銀(ほうじちょうぎん/ほじちょうぎん)とも呼ばれます。また天保丁銀および天保豆板銀を総称して天保銀(てんぽうぎん)あるいは保字銀(ほうじぎん/ほじぎん)と呼びます。表面には「(大黒像)、常是」および「常是、寳」の文字に加えて両端に計二箇所の「保」字の極印が打たれています。また12面の大黒像を打った十二面大黒丁銀は上納用あるいは祝儀用とされるそうです。
価値ですが「天保丁銀(てんぽうちょうぎん)」は上下に「保」の字の極印を持ち、銀26%という低品位で1837年から鋳造されました。 将軍徳川家斉の過度に贅沢な生活や、1833年頃から始まった「天保の大飢饉」で幕府の財政は悪化し、品位を下げた改鋳が行われました。 18万貫程度が発行されましたが、額面通りの価値を持つ計数貨幣が主流となっていたため、市場では重用されませんでした。 買取相場は状態や極印で上下幅が大きく、一概に金額を提示するのが困難な丁銀ですので一度拝見してお値段を提示致します。 ありがとうございました。
2022.10.24 Monday
【天然砥石の買取/福岡市・骨董品】
こんにちは。今回の骨董品出張買取は福岡市南区です。 彫刻や篆刻をされていたお宅でしたが道具が沢山ありました。 その一つに天然砥石がありました。
天然砥石は太平洋赤道付近の深海底に1千年に1ミリメートルという気の遠くなるような時をかけて降り積もった火山灰や放散虫(海産プランクトンの一種)の遺骸などの堆積物が、地殻変動の圧力や花崗岩マグマの熱により変化し、海洋プレートの移動によって京都付近の地表まで運ばれてきたものとされています。 天然砥石は砥粒の精粗によって大きく『荒砥』『中砥』『仕上砥』の三種類に分けられます。 特に仕上げ砥石は人や刃物に『合わせる石』という意味で合砥という別名で呼ばれております。 中でもかつて大内で数多く産出されていた本山合砥と呼ばれる仕上砥は、中砥研ぎをした後に刃面から条痕がなくなり光る程度に研くもので、砥粒が非常に細かく硬度が高めで大好評です。ありがとうございました。 骨董品買取の福岡玄燈舎では天然砥石を買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。 福岡市内県内は無料出張査定致します。
2022.09.24 Saturday
古時計の買取/福岡市・骨董品・アンティーク
先日は福岡市中央区より書道具や掛け軸、レトロなおもちゃなど出張買取致しました。
この目覚まし時計はセイコー社、ディズニータイムの起き上がりこぼしです。
残念ながら稼働しませんが
バンビの図柄がとても可愛い時計でした。おきあがりこぼしは重心を利用した玩具です。国、地域によっては丸底人形、roly-poly toy、tilting doll、タンブラー、またはwobbly manなどと呼ばれるようですが一般的には卵形の球面の底をした玩具であり、斜めにされても勝手に起き上がるおもちゃです。一般に中は空洞で、底の半球部分の中におもりがはいっており、重心は半球の中心より下にある。おもちゃを傾けたり倒したりすると重心が上がり、重力の位置エネルギーが最小となる平衡である直立方向に戻ろうとするが、勢いがつきすぎて行き過ぎてしまうために逆側の重心が高くなって再び重心を戻そうと直立方向に戻るという動きを繰り返し少しのあいだぐらつくが、やがて静止するというものです。この時計も底におもりが入っており達磨さんのように起き上がります。
骨董品買取の福岡玄燈舎ではおもちゃを買取ります。福岡市内、県内は無料出張査定致します。
2022.08.16 Tuesday
鍔の買取/福岡・骨董品
鍔(日本刀)の買取/骨董品・福岡…
福岡市城南区にて鍔や模造刀、茶道具や硯、着物や掛軸など買取りさせて頂きました。この鍔は名はありませんが鍛鉄で金銀象嵌が入ったとても味わいのある鍔です。室町時代の物というお話です。鎌倉時代から室町時代の鍔は、儀礼用の太刀につけられていた鍔を除くと装飾性よりも実用性を重視したシンプルで無骨な印象の物がほとんどです。室町時代になると「打刀」が日本の刀剣の主流となり、刀匠や甲冑師が打刀に合わせて実用性重視の素朴な鉄鍔を作るようになったほか、足利将軍家に仕えていた金工「正阿弥(しょうあみ)」が独自の鍔を創始します。安土桃山時代になると時代が安定してきたことや、南蛮貿易の影響などもあり、装飾性の高い鍔が作られるようになりました。また鍔には2種類があります。鍔の種類としては、大きく分けて、太刀(たち)に付ける「太刀鍔」(たちつば)と、打刀(うちがたな)や脇差(わきざし)に付ける「打刀鍔」(うちがたなつば)の2種類があります。太刀鍔は、鍔の中心に穴がひとつだけあるのが特徴です。この穴を「茎櫃」(なかごひつ)と言います。 一方、打刀鍔には、茎櫃の脇に「櫃孔」(ひつあな)と呼ばれる穴が、ひとつまたは2つ空けられているのが特徴です。ありがとうございました。骨董品買取の福岡玄燈舎では鍔や甲冑を買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。
2022.07.04 Monday
【中国玉の香炉買取/福岡・骨董品】
玉の香炉買取/福岡・骨董品…福岡市南区で中国の玉の香炉や置物、七宝の壷や書道具、掛軸を買取りました。香炉には翡翠や田黄石、白玉などの高級な玉のものもあり高価買取させて頂きました。ありがとうございました。
玉は中国では美しい石、宝石の総称で、古くから実用品や装飾等の材料として用いられてきました。 玉の玉彫工芸は今でも中国の工芸品の重要な位置をしめています。 また、玉の中でも特に翡翠が珍重されたことから、玉は翡翠の意味としても使われてきました。古いものは古玉(こぎょく)と呼ばれ翡翠などの玉で作られた中国の工芸品のうち、一般に、秦および漢より前に作られた物をいい、古い物は興隆窪文化や紅山文化など新石器時代にまで遡ります。動物や人間、竜などの神格や、雷紋などの呪術的なシンボルを象った物が多く、宗教的な意味合いが深い物であったと考えられています。そしてその後、蒐集を目的として作られた工芸品を倣古玉と呼ばれています。倣古玉が作られた歴史は14世紀、明の時代にまで遡り、それ自体が十分古い物もあります。一般に、玉の原石を彫刻した後、土中に埋めたり薬品で処理するなどして時代を偽る工夫がされているといわれます。精巧に作られた倣古玉の中には、本物の古玉と鑑定が難しい物も少なくないとのことです。現在は、市場に出回っている古玉の9割が倣古玉であると言われているそうです。 骨董品買取の福岡玄燈舎では中国の玉の香炉や玉器を買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。
2022.06.23 Thursday
【茶道具の買取/香合・骨董品・買取】
茶道具(香合)買取/福岡・骨董品|福岡県宗像市にて茶道具の香合や棗、茶入れや鉄瓶など多数買取させて頂きました。この香合は干支の香合ですが見ざる聞かざる言わざるの香合で「家康」銘のある趣のある茶道具です。
瀬戸焼の香合で主に黄瀬戸が有名です。黄瀬戸は美濃の窯(岐阜県東濃地方)で焼かれた古瀬戸の流れをくむ淡黄色に発色した灰釉の陶器です。 初期の黄瀬戸といえる黄釉手きいゆうてなどは鎌倉時代から焼かれていたようですが、室町時代を経て桃山時代の半地上式の穴窯(大窯)で焼かれた黄瀬戸は桃山以前のものとは違い、釉調の美しい良い物があると言われています。特に黄瀬戸の特徴でもある黄色を強く表現したものが多く、意図的に鉄分を含んだ赤土などを入れているものもあるかと思えます。当時の茶会記をみると,天文・弘治年間(1532‐58)の〈天目 美濃〉〈天目 濃州〉の記載から,永禄(1558‐70)以後〈セト茶碗〉〈セト水指〉などと瀬戸の名を冠して呼ばれるようになり,江戸時代に入ると尾張藩の統制下におかれて瀬戸焼として扱われたそうです。ありがとうございます。 骨董品買取の福岡玄燈舎では茶道具を買取ります。お見積りや査定だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。
2022.05.20 Friday
唐硯の買取/福岡・骨董品
硯(中国)買取/書道具・福岡県・骨董品|福岡市博多区にて書道具の硯や和本、掛軸や墨など買取り致しました。ありがとうございました。この大きな硯は中国の端渓硯です。細かなな彫刻や紫檀の蓋もあり高価買取致しました。 中国の四大名硯は、端渓硯、歙州硯、洮河緑石硯、澄泥硯の4つで、日本の和硯は赤間硯、雄勝硯、雨畑硯、那智黒硯の5つです。世界で最も大きく、珍重されている硯は「中華第一龍硯」というものです。それは珍しい紫翠石を彫刻して作ります。数人の彫刻家が六年をかけ作り上げた龍硯は中国の硯の彫刻技術の代表であり「中華第一龍硯」は1997年にギネスブックに掲載されました。一方、硯は骨董品としての価値も高いものです。洗硯会という硯を水の中に入れて水に浮かび上がった模様を見る「 洗硯せんけん」という観賞会も行われているようです。硯の綺麗な紋様や形を見て楽しむこともまた硯の正しい使い方だと思います。なお、洗硯という言葉は文字通り硯をきれいに洗うという意味でも使います。むしろ現代ではこちらの意味で使われることの方が多いようです。硯の始まりは中国で、日本に渡ったのは最も発展したといわれる宋代でした。その宋代より前の五代には、愛硯家なる人物が現れ始めてたといわれています。愛硯家とは、文字通り、硯の愛好家です。書画を嗜む人が硯にもこだわりを持つのはごく自然なことですが、それが高じ愛硯家は、硯そのものをこよなく愛しました。その開祖と考えられているのが、五代の地方国家の天子李後主という人物で、硯務官という名前で名工官職においたそうです。 中国には、著名な書家や皇帝が使ったとされる名硯が残っており、香港や中国本土で行われるオークションで3000〜5000万円といった価格がつくこともあるそうです。 最後に四大唐硯の特徴屋産地についてお話しいたします。 ★端渓硯 肇慶(中国広東省広州辺りにある町)に西江という河が臨んでおりそこに注ぐ谷川を端渓といい、ここで採れる石を使った硯。 ○種類 ・老坑…最高級の硯材。一定の範囲から産出する硯材のみを「水巖」という。 ・坑仔坑…老坑の次にいい硯材。 ・麻仔坑…かつて老坑に匹敵するといわれた硯材。 ・宋坑…宋時代に開発開始し比較的安い硯材。 緑端渓…比較的長い歴史をもつ端渓硯のひとつ。 白端渓…幻の硯と呼ばれている。名前の通り白色の端渓硯。 ★歙州硯 端渓硯と並ぶ名硯。 歙県で採れる石を使った硯。羅紋が特徴。 採石期間が短い為現存する硯は少ない。端渓硯の約5%程度と言われている。 鋒鋩がやや粗く、凹凸は鋭く深く大小不同に分布しており磨墨が早い。 ★洮河緑石硯 北宋中期甘粛省洮県の洮河の深底から採石された硯。 端渓硯を超える名硯とされるが河の氾濫により採石場所が不明となったため、短期間で途絶えた。 現存するものは極めて貴重であり入手はほぼ不可能。現在販売されている端渓緑石、新洮河緑石などは全くの別物。 ★澄泥硯 江河の砂や泥を使い作られた硯。 唐墨と相性が良い為、超濃墨や超淡墨での作成に最適とされている。 砂の違い、焼成の温度と時間によって色調が変わり七種類に分類される。 【種類】 緑豆砂・・・くすんだ緑色に青が混ざっており小さな斑点がある。鱔魚黄の次に質が良い 蟹殻青・・・灰蒼色、青黒色 玫瑰紫・・・玫瑰(はまなす)のようなくすんだ紫色 蝦頭紅・・・茹でエビのような赤色に少し青色の層がある 魚肚白・・・魚の腹側のような紅白色 豆辨砂・・・黄色に大きい斑点 鱔魚黄・・・くすんだ黄色、ベージュ。一番質が良い。 骨董品買取の福岡玄燈舎では硯や書道具を買取致します。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。福岡県内は無料出張査定致します。
2022.05.02 Monday
【瓢箪/骨董品の買取・福岡県・福岡市】
瓢箪の買取/福岡県・骨董品|福岡市城南区で古い瓢箪や印籠、根付や茶道具を買取致しました。この瓢箪の持ち手には象牙、栓には紫檀を使用しており色合いもとても濃い飴色の瓢箪です。
骨董品的な井出達の提げ物でした。瓢箪は、種子が多い事から子孫の繁栄や多福をよぶことをあらわす吉祥文様。 三つ揃えると、三拍(瓢)子揃って縁起が良い、また、六つ揃うと無病(六瓢)息災となり、さまざまな験担ぎへと繋がり、「ひさご」とも呼ばれるこの文様は、人々に愛されてきました。日本では、縄文時代の遺跡である鳥浜貝塚から種が出土しています。文献では『日本書紀』で「瓢(ひさご)」という名で初めて文書に登場しました。茶湯の千利休は「瓢箪」を花器として初めて使用したといわれています。俳諧では、「瓢箪」は秋の季語ですが、花は夏の季語です。余談ですが千成瓢箪とは、豊臣秀吉の馬印だそうです。 戦に勝つごとに、秀吉は馬印の瓢箪の増やしていき、千を成す縁起の良いシンボルとなったそうです。最後に当店のある福岡太宰府では大宰府天満宮で、本殿前にひょうたん形の門が据えられ「ひょうたん祭り」が行われます。ここでは、古くより天神さんの梅の木の下でひょうたん酒を酌み交わすと厄を免れると言われ、厄除け祈願に大勢の参拝者が訪れます。厄除祈願を受けられると御札とお神酒と厄除け瓢箪を授けられます。 この瓢箪に願い事を書いた紙を入れ、自宅の神棚にお祀りし、難が降りかからないようにお祈りします。 厄が晴れた時に、改めてお礼のお参りをし、厄晴れ瓢箪を本殿裏のひょうたん掛所に納めるそうです。
ありがとうございました。 骨董品買取の福岡玄燈舎では瓢箪を買取致します。受付年中無休。福岡県内は無料出張査定致します。
2022.04.14 Thursday
【硯板の買取/骨董品・福岡・書道具】
硯板買取りました/福岡市・骨董品…福岡県大野城市にて書道具や硯、墨や和紙など多数お買取り致しました。この硯は墨池が浅い硯板です。裏側には.漢詩や鳳凰の超克画されている珍しいし硯でした。
板硯とは墨池や墨堂のない板状のままの硯の事で、日本では「硯板」と呼び、中国では「板硯」と呼ばれています。本来の硯板は、その硯材のどこをも刻し・削るのが惜しい逸材原石を得たとき、その逸材の大きさを出来うる限り生かし、且つ出来うる限り原型を生かす形で流通させたのが始まりです。ありがとうございました。 骨董品買取の福岡玄燈舎では書道具買取ります。お見積りだけでも構いませんのでお問い合わせください。受付年中無休。福岡県内は無料出張査定致します。
2022.04.08 Friday
【簪の買取/骨董品・福岡県・福岡市】
【鼈甲の櫛、簪の買取/骨董品・福岡県】 福岡市中央区より帯留や簪、有田焼を買取致しました。いまでは殆ど作られていない鼈甲の櫛です。珊瑚の拵えや蒔絵がとても可愛いですね。大正時代の物だそうです。
鼈甲には種類と言うのはないのですが、色合いによって名称が付いています。 色の黒い物=黒甲(くろこう) 色の赤っぽい物=赤甲(あかこう) 色の白い(あめ色)の物=白甲(しろこう) まだらになっている物=茨布(ばらふ) 値段の高い順をつけると白甲>赤甲>黒甲>茨布の順です。ありがとうございました。 骨董品買取の福岡玄燈舎では櫛や簪、帯留など買取ります。受付8:00〜20:00年中無休。福岡県内は無料出張査定致します。